――明日は土曜日。休めるといいんだけれど。
というかもしかして、休むからにはますます帰りが遅くなるかも?
なんとなくそうかもしれないなと思い、結局全く見てはいないドラマを停止して、叶星は立ち上がった。
「やっぱりもう寝ようっと」
今日はセイさんに薦められた護身術のレッスンに行き、ヘトヘトに疲れていた。
スマートウォッチを手首にはめてベッドに眠りこむ。
「大毅さん、お休みなさい」
眠りについたのは、それから間もなくのことだった。
ブルブルと手首の振動に目覚めた朝。
ふと感じた温かいぬくもり。
やはりいつの間にか彼は帰ってきていた。
今日は仕事なのかな?
そう思いながら、目の前の彼の胸に頬をつけた。バスローブのまま、ベッドに潜り込んだらしい。はだけたバスローブから、彼の裸の胸がむき出しになっている。
心臓の鼓動がトクトクと聞こえる。
安らかで、いま叶星を最も安心させてくれる音だ。



