と、まあ楽しかった再会の日から六日後。
叶星は大毅のマンションで彼の帰りを待ちながら、悶々としていた。
それはいつかの夜のこと。
キスをした後、ふと聞いてみた。
『大毅さん、どうしてキスが上手なの?』
キスとは言ったけれど、本当に聞きたかったのはキスだけのことじゃない。
身も心も翻弄しまくる彼の指先、彼の唇、彼の……。
何事も経験というが、経験なしではああはいかないと思うのだ。
もちろん三十代の男性が経験無しとも思わないし、それなりに遍歴があって然るべきだとは思う。
でもなんだかおもしろくない。



