ジュンくんを中心に、ひとつ間を置いて隣の女性客とも一緒になって楽しく話をして、時間が過ぎるのはあっと言う間だった。
――結構大丈夫よね? 私。こんなに笑ってるし。
副社長に捨てられたって、大丈夫。世界が終わるわけじゃない。
あはは。
失恋くらい、なんだってんだ、アホらし。
笑って飲んで、飲んで、飲んで。
空きっ腹にアルコールは効きすぎた。先に焼きおにぎりを食べておけばよかったのかもしれないが、気がついた時には完全に酔っていた。
「叶星さん? 大丈夫?」
「えぇ? うん。うん。私は『氷の月』に行くの」
「いやいや、いまは無理でしょ」
――副社長なんか、キライだ。
どうして、連絡くれないの。
***
手にしたグラスを見つめながら、仁はつらつらと考えていた。
明日は大毅から連絡があるはずの週末。土曜日。
そのことを叶星だけには伝えていない。
――結構大丈夫よね? 私。こんなに笑ってるし。
副社長に捨てられたって、大丈夫。世界が終わるわけじゃない。
あはは。
失恋くらい、なんだってんだ、アホらし。
笑って飲んで、飲んで、飲んで。
空きっ腹にアルコールは効きすぎた。先に焼きおにぎりを食べておけばよかったのかもしれないが、気がついた時には完全に酔っていた。
「叶星さん? 大丈夫?」
「えぇ? うん。うん。私は『氷の月』に行くの」
「いやいや、いまは無理でしょ」
――副社長なんか、キライだ。
どうして、連絡くれないの。
***
手にしたグラスを見つめながら、仁はつらつらと考えていた。
明日は大毅から連絡があるはずの週末。土曜日。
そのことを叶星だけには伝えていない。



