懐かしい気持ちになって外を眺めると、
ふと思い出した。
――ここで彼と虹を見たのよねー。
綺麗だったなぁ。
東堂邸を出たらこのマンションに戻るのは辞めようと思った。
ここじゃなくて、ペットが飼える部屋がいい。
猫も一匹じゃ足りない。
せめて二匹は必要だ。
心の穴を埋めるにはそれでも足りないかもしれないけれど、でもここにひとりでいるなんて耐えられないと思うから。
寝室に入った時、チェストの上に飾ってある赤いリボンのプレゼントが目に入った。
彼の誕生日プレゼント。
「結局渡せなかったなぁ。 あ、そうだ」
密かに彼の部屋に置いておこうと思い立ち、バックの中にしまう。
それから叶星は、ひと息つく前にやるべきことを済ませることにした。
シャワーを浴びて、買った服の荷物を詰め直した頃には、長い昼もようやく終わり薄闇が落ちてきた。
今から店に向かったとして八時。
ふと思い出した。
――ここで彼と虹を見たのよねー。
綺麗だったなぁ。
東堂邸を出たらこのマンションに戻るのは辞めようと思った。
ここじゃなくて、ペットが飼える部屋がいい。
猫も一匹じゃ足りない。
せめて二匹は必要だ。
心の穴を埋めるにはそれでも足りないかもしれないけれど、でもここにひとりでいるなんて耐えられないと思うから。
寝室に入った時、チェストの上に飾ってある赤いリボンのプレゼントが目に入った。
彼の誕生日プレゼント。
「結局渡せなかったなぁ。 あ、そうだ」
密かに彼の部屋に置いておこうと思い立ち、バックの中にしまう。
それから叶星は、ひと息つく前にやるべきことを済ませることにした。
シャワーを浴びて、買った服の荷物を詰め直した頃には、長い昼もようやく終わり薄闇が落ちてきた。
今から店に向かったとして八時。



