セイさんはキャスターつきのワゴンの上に焼き菓子と紅茶の入っているポットを乗せて入ってくる。
「あの子は出掛けたのね。さっきここから見えたわ」
「マンションの空気も入れ替えてくるとか言ってました。今日はそのまま向こうに泊まって明日来るそうです」
「そう。それで、あの子はどんな様子?」
「午後は生け花を教えたんですが、ずっと気もそぞろな様で。坊っちゃんのことが心配なんでしょう」
"あの子はいい子ですよ"
それはセイさんが彼女を迎えた初日に言った言葉だ。
「あの子は出掛けたのね。さっきここから見えたわ」
「マンションの空気も入れ替えてくるとか言ってました。今日はそのまま向こうに泊まって明日来るそうです」
「そう。それで、あの子はどんな様子?」
「午後は生け花を教えたんですが、ずっと気もそぞろな様で。坊っちゃんのことが心配なんでしょう」
"あの子はいい子ですよ"
それはセイさんが彼女を迎えた初日に言った言葉だ。



