東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18

「でも。電話ないし。留守電に毎日メッセージ残しているのに全然ないんですよ?」

「それはお相子だろう?」

「それはそうですけど。きっと迷惑なんですよ……」

しおしおに打ちひしがれている様が可笑しいのか。
「塩を振られたナメクジじゃあるまいし」と言って、クスクスとセイさんは笑う。

「――喩えが酷過ぎです」

「それで? 昨日はなんて言って残したんだい?」

「言えませんよ、恥ずかしい」

残したメッセージ――。

一番最初のメッセージは何も考えずに血相を変えた言葉になった。

『副社長!どこにいるんですか!? ごめんなさい誤解なんです! 奥さまはなにも悪くないんです。身を隠したいからって私が頼んだから。私が悪いんです、連絡ください!』

次の日。