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――彼が帰ってきたら。
自分はどうしたらいいんだろう。
叶星は思い悩んでいた。
ちゃんと向き合う決心はしたものの、自分の気持ちをどう伝えるのか結論が出ない。
夕べは、正直に好きだと言おうと決めた。
でもいまは違う。
四日経った今も連絡をくれない彼に、心が動揺して震える。
彼は別れを決意したのではないだろうか。
そう思えてならないかった。
そんな彼に告白してなんの意味があるのだろう?
「ハァ」
意図せず大きなため息が漏れる。
「いやだねぇ、こっちの生気まで吸い込まれそうな溜息ついちゃって」
セイさんが顔をしかめて茶碗を手に取った。
「だって。大毅さんは、私と別れる決意をしたに違いないのに、ここにいてもいいのかなとか考えちゃうんですよ。お花ももうそろそろ枯れそうだし」
「デンファレはそう簡単に枯れないから大丈夫だよ」



