想像してみようと考えて、やっぱりやめようと首を振る。そんなことを考えても今の状況が変わるわけじゃない。
振り返って部屋を見渡した。
最近はマンションに寝泊まりすることがほとんどで、彼は滅多にここには帰らないらしい。それは叶星も彼本人からも聞いていた。
『仕事の資料は、ほとんどマンションにあるからな』
仕事が中心にあるような人だった。
なのに、その仕事を休んで消えてしまうなんて。
自分がしたことは、彼にそんなことを決意させるほど酷いことなんだと思うと辛くていたたまれなくなる。
「――ごめんなさい」
ポロリと零れた涙を慌てて拭うと、ふと、棚のなかに飾られているフォトスタンドが目に映った。
道着を着た小さな彼がトロフィーを持っている。
振り返って部屋を見渡した。
最近はマンションに寝泊まりすることがほとんどで、彼は滅多にここには帰らないらしい。それは叶星も彼本人からも聞いていた。
『仕事の資料は、ほとんどマンションにあるからな』
仕事が中心にあるような人だった。
なのに、その仕事を休んで消えてしまうなんて。
自分がしたことは、彼にそんなことを決意させるほど酷いことなんだと思うと辛くていたたまれなくなる。
「――ごめんなさい」
ポロリと零れた涙を慌てて拭うと、ふと、棚のなかに飾られているフォトスタンドが目に映った。
道着を着た小さな彼がトロフィーを持っている。



