東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18

「でも、今の子にそんな昔話をしても仕方ないわね。私はもうなにも口出しはしないわ」

勝手にすればいい。
そう突き放されたた気がした。

心からがっかりしているのだろうと思う。

――私にも、この展開にも。


泣きたくなる気持ちを抑えて、叶星は唇を噛んだ。
でも私は決めたんだと思いを強くして、大きく息を吸い、拳を握る。

彼が無事に帰ってくるまでは、ここを離れるわけにはいかない。自分のしたことの責任はとらなければ。

「あの。大毅さんが無事に戻るまで、このまま別館に住まわせてもらったらいけないですか? その分ここで働きますからどうか、お願いできませんでしょうか」

「別にいいわよ。お好きにどうぞ」
「ありがとうございます」

それは散々考えて出した結論だった。
この邸で、彼が帰ってくるのを見届けなければならない。
そして誤解のないようにちゃんと彼に事情を説明して謝らなければ。