東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18

すると、彼は手を伸ばしてボイスレコーダーのスイッチを切った。

――え?


「質問状には解答を書いておくから」
「あ……。はい」

メモを取ろうとしていた手を止めて顔を上げると、副社長は微かに口元を歪めて手を差し出す。

叶星は仕方なく、持ってきた書類をそのまま渡した。

「よろしくお願いします」

受け取った彼は、インタビュー用の書類を見下ろす。

「それで? ここに書いてある以外のことで聞きたいことは?」

突然そう言われても何も浮かばない。
というか、副社長はなぜボイスレコーダーを切ったのだろう?

「なんでも構わないよ? テーマ以外のことでも。君が知りたいことを聞いてみて」

なんとなく挑戦されているような気がした。

――私が知りたいこと?

思いつくまま聞いてみることにした。

「では――。副社長が女性に求めることはなんですか?」

彼は少し考えるように、天井を見上げる。