「すみません。念のため報告しておきますが、彼が西ノ宮さんにご執心であることは社内で知らない者はいないという状況です」
「らしいな。秘書から聞いていたよ。仕事帰りに席まで迎えに行ったりしていたそうじゃないか」
「はい。一応私のほうでもあくまで仕事だと火消しはしたつもりですが、なにしろ本人に隠そうという意志もないようでしたので。彼女の派遣の契約が切れてからは『副社長寂しそう』などと公然と囁かれている状況です」
このまま結婚ということになれば、社内が祝福モードに包まれるだろう。
だが、他の女性と政略結婚とでもなれば女性の目は厳しくなるだろうし、西ノ宮叶星と別れたとなってもゴシップネタになる。いいことはひとつもない。
「西ノ宮さんは社内の女性たちに好かれていました。ふたりには上手くいってもらわないと、私としては困ります」
それを聞いてクスクスと駿が笑い出した。
「らしいな。秘書から聞いていたよ。仕事帰りに席まで迎えに行ったりしていたそうじゃないか」
「はい。一応私のほうでもあくまで仕事だと火消しはしたつもりですが、なにしろ本人に隠そうという意志もないようでしたので。彼女の派遣の契約が切れてからは『副社長寂しそう』などと公然と囁かれている状況です」
このまま結婚ということになれば、社内が祝福モードに包まれるだろう。
だが、他の女性と政略結婚とでもなれば女性の目は厳しくなるだろうし、西ノ宮叶星と別れたとなってもゴシップネタになる。いいことはひとつもない。
「西ノ宮さんは社内の女性たちに好かれていました。ふたりには上手くいってもらわないと、私としては困ります」
それを聞いてクスクスと駿が笑い出した。



