頷いた大毅は母の向かいのソファに座り、ジッと目を見た。
「何か言いたそうね?」
「見合いはしないって言いましたよね?」
「駄目よ。会うだけでも会いなさい。席は設けてしまったんだから」
「俺は、行かない」
「駿が明後日帰ってくるわ」
「ふぅん。それで?」
「明後日は帰っていらっしゃい。お父さまも出張から戻るし、皆で食事をしましょう」
「――わかった」
大毅は相変わらずジッと母の目を見つめる。
「なに?」
「西ノ宮叶星をどこへやった?」
鎌をかけた。
「なによ、いきなり」
見返す母の目は、ほんの一瞬だが輝いた。瞳孔が開いたのだろう。
「やっぱりな」
それまで、前のめりになり膝の上で手を組んでいた大毅は、どっかりと背もたれに背中を預けた。
「どういうつもり?」
「なにがよ」
「息子の恋人を誘拐して何がしたいわけ?」
「何か言いたそうね?」
「見合いはしないって言いましたよね?」
「駄目よ。会うだけでも会いなさい。席は設けてしまったんだから」
「俺は、行かない」
「駿が明後日帰ってくるわ」
「ふぅん。それで?」
「明後日は帰っていらっしゃい。お父さまも出張から戻るし、皆で食事をしましょう」
「――わかった」
大毅は相変わらずジッと母の目を見つめる。
「なに?」
「西ノ宮叶星をどこへやった?」
鎌をかけた。
「なによ、いきなり」
見返す母の目は、ほんの一瞬だが輝いた。瞳孔が開いたのだろう。
「やっぱりな」
それまで、前のめりになり膝の上で手を組んでいた大毅は、どっかりと背もたれに背中を預けた。
「どういうつもり?」
「なにがよ」
「息子の恋人を誘拐して何がしたいわけ?」



