「イヤっていうか、あ、あの、ここですと、お友だちを呼ぶわけにもいかないですし。せめてひと月とか? あ、そうそう、大毅さんのお見合いが済むまでとか」
――そうだ。副社長なんか、さっさと結婚しちゃえばいいんだ。
悔し紛れに叶星は本気でそう思った。
全くもって忌々しい。
「そうねぇ、わかったわ。じゃあひと月ということにしましょう。ひと月もあれば大毅の縁談もまとまるでしょうし」
「はい。ではそれまでの間、よろしくお願いします」
「どうぞ、召し上がって。今日、涼花流のお稽古があってね、お土産に頂いたの」
「美味しそうですね、いただきます」
――そうですか。
ひと月もあれば縁談もまとまりますか。
そしてお見合い相手のところで頂いたお菓子を出すわけですか。
随分サラリと言ってくれますね。
魔女めー、そっちがそう出るなら負けないわ。
クソォーと心で拳を握りつつ、叶星は焼き菓子を頬張った。
「んー、美味しいです~」
東堂夫人は上品に紅茶を飲みながら、満足そうに頷いた。
――そうだ。副社長なんか、さっさと結婚しちゃえばいいんだ。
悔し紛れに叶星は本気でそう思った。
全くもって忌々しい。
「そうねぇ、わかったわ。じゃあひと月ということにしましょう。ひと月もあれば大毅の縁談もまとまるでしょうし」
「はい。ではそれまでの間、よろしくお願いします」
「どうぞ、召し上がって。今日、涼花流のお稽古があってね、お土産に頂いたの」
「美味しそうですね、いただきます」
――そうですか。
ひと月もあれば縁談もまとまりますか。
そしてお見合い相手のところで頂いたお菓子を出すわけですか。
随分サラリと言ってくれますね。
魔女めー、そっちがそう出るなら負けないわ。
クソォーと心で拳を握りつつ、叶星は焼き菓子を頬張った。
「んー、美味しいです~」
東堂夫人は上品に紅茶を飲みながら、満足そうに頷いた。



