もし自分で思うがままに引っ越しをして彼に見つかってしまったら、隠れる気がなかったとか夫人に疑われてしまいそうで。それが嫌だったからお願いした。
夫人が決めた通りに行動すれば、彼と本気で別れるつもりだと信じてもらえると思ったからだ。
『灯台下暗しって言うでしょ?』
確かに夫人からすれば、ここなら隠れてコソコソ会うような心配もないだろうし、ガッツリと監視できるだろう。
でも、監視されるこっちは溜まったものじゃない。
監視といえば、まさか。
――えっ? この部屋監視カメラがあったりして!?
有りえる。充分にありえるわ! 息子の結婚のためにここまでする恐るべき母なんだもの!
想像だけでは終わらないような気がして、叶星は背筋がゾッとした。
とにかく、一日も早くここから出なければならない。
恐怖のあまりゴクリと喉が鳴る。
「いやなの?」
夫人が決めた通りに行動すれば、彼と本気で別れるつもりだと信じてもらえると思ったからだ。
『灯台下暗しって言うでしょ?』
確かに夫人からすれば、ここなら隠れてコソコソ会うような心配もないだろうし、ガッツリと監視できるだろう。
でも、監視されるこっちは溜まったものじゃない。
監視といえば、まさか。
――えっ? この部屋監視カメラがあったりして!?
有りえる。充分にありえるわ! 息子の結婚のためにここまでする恐るべき母なんだもの!
想像だけでは終わらないような気がして、叶星は背筋がゾッとした。
とにかく、一日も早くここから出なければならない。
恐怖のあまりゴクリと喉が鳴る。
「いやなの?」



