そこまでパーフェクトで欠点のない人間なんているはずがないではないか。
少なくとも彼はワコさんが言うような完璧な人物ではない。
――プライベートで毒を吐いて、それでバランスを取っているのか。なるほどねぇ、嫌な奴。
思わず口をへの字に曲げたところで、ワコさんが「はい」と書類を突き出した。
「いるのよ、世の中には副社長のようにパーフェクトな人間が。というわけで、社内報の副社長のインタビュー記事、よろしく」
「え? 私がですか?」
「そうよ、ちょうどいいじゃない。間近で副社長をよく見てきたらいいわ。午後三時、時間を取ってもらってるから」
そんなぁ、と渡された書類を見た。
タイトル、東堂副社長に聞く『いまを生きる女性の美について』
「い、いや、でも、こんなペーペーが行って、副社長に粗相があっては」
少なくとも彼はワコさんが言うような完璧な人物ではない。
――プライベートで毒を吐いて、それでバランスを取っているのか。なるほどねぇ、嫌な奴。
思わず口をへの字に曲げたところで、ワコさんが「はい」と書類を突き出した。
「いるのよ、世の中には副社長のようにパーフェクトな人間が。というわけで、社内報の副社長のインタビュー記事、よろしく」
「え? 私がですか?」
「そうよ、ちょうどいいじゃない。間近で副社長をよく見てきたらいいわ。午後三時、時間を取ってもらってるから」
そんなぁ、と渡された書類を見た。
タイトル、東堂副社長に聞く『いまを生きる女性の美について』
「い、いや、でも、こんなペーペーが行って、副社長に粗相があっては」



