東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18

ブルーじゃないけどブルー。憂鬱の空。灰色のフィルターがかかったようなその様は、まるで今の心を映しているように思えた。

パンケーキで気合を入れたはずなのにと、叶星はため息をつく。

――退屈でたまらない。


理由はなんだろう?
頭をよぎったことはあったけれど、それじゃないなにか別の理由を探そうと考えてみた。

いつもなら週末というだけで楽しい。
社会人になって働き始めてからは、ずっとそうだった。

週末に喜びを感じるために働いているんじゃないかと思うほどで、なんの予定がなくても家でごろごろしているだけで十分に満足できたのである。

半年前。仕事を辞めて毎日が休日になったことを喜べたのは、せいぜいひと月。
有り余る時間を有効に使える術を見つけられず、結局は派遣会社に登録してまた働く事になったけれど、その仕事もあと少しで終わってしまう。