東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18

パーティで会った時も、社内のエレベーターや廊下ですれ違ったりする時も、シャーという唸り声でも聞こえそうな反抗的な態度のままだ。

大毅のほうにもからかっているという自覚があるので、多少はやむを得ないと思ってはいるが、それでもやはりふざけた女だとは思う。

黒崎は常々、彼女は現場での評判がいいとは言っていたが、そんなことは信じていなかった。

負けん気が強くて、可愛げがない野良猫。
それが西ノ宮叶星である


ところが、どうやらそうでもないらしい。

そんな印象を持っているのは自分だけらしいということが、今回のことでわかった。

『西ノ宮さんは気立てのいい子ですよ。うんざりすることも相当あったと思いますが、野呂に対しても決して馬鹿にした態度はとらないし。文句も言わずにやってくれています』