「千夏ちゃんも撮ってみようよ、写真」

「え?」

「バイトない日だけでいい。少しでもいいからさ」

「・・・はい。先輩指導お願いします」

「まかせて」


ああ、頑張らないとな俺。

こんなところで俺もくよくよしている場合じゃない。


憧れで恩人とまでいってくれる千夏ちゃんをこれ以上幻滅させられない。



ナナにも、謝らないとな。

これ以上逃げないで、ちゃんとしよう。