「俺、もうすぐ結婚しようと思ってるんです」

「ええ。おめでとう」

「ありがとうございます。まだまだちゃんと働きはじめてすぐなんであれだけど、結婚すればもっと頑張ろうって思えるかなって思って」

「それはあるかもね。でも無理はしないでね」

「はい。引き続きよろしくお願いします」


結婚かあ。

はやいな。

わたしもいつかするんだろうか。

それは凛斗なのか、それとも全く別の人なのか。

でも正直まだ凛斗は高校3年生だし現実味は薄い。