「わたしも凛斗先輩に感謝してます」

「わたしもだよ。写真を撮り続けてきてくれてありがとう」


咲良が死んだあともどうして俺は写真を撮り続けたのか。

それはきっとこの2人と出会うためだったんだな。



「凛斗。これからなにがあったとしてもずっと一緒だからね」

「先輩がもう嫌だってなってわたしたちから逃げても、絶対に追いかけるので覚悟してください」

「はは。覚悟しとく」


世界はこんなにもキラキラと輝いていた。

この瞬間を逃さないようにと俺はシャッターを切った。