「人生は一度きりしかないんだから悔いのないように生きろ。この一秒一秒がもう未来なんだから」 「はい。ありがとうございます。こんな話聞いてもらっちゃって」 「気にするな。よし、そろそろ寝るか。神谷も結局車の中で一睡もしてないんだから」 「はい。おやすみなさい」 「おやすみ」 藤森先生と話して決意がかたまった。 ナナに自分の気持ちを伝えよう。 人生一度きり。後悔のないように。