笑顔のキミを



本当は、将来のことなんて何も決めてない。

これからのことなんてなにもわからない。

ただ、ここにいられればそれでいい。

そのためにわたしはここにきた。

わざわざ凛斗に会いたくて、ここに。



「ナナが入りたいなら、俺はいいよ」

「ほんと?じゃあ、これからよろしくね」

「うん、よろしく」


手を差し伸べると、凛斗は一瞬ためらったあとで手をかさねた。