本当は、将来のことなんて何も決めてない。 これからのことなんてなにもわからない。 ただ、ここにいられればそれでいい。 そのためにわたしはここにきた。 わざわざ凛斗に会いたくて、ここに。 「ナナが入りたいなら、俺はいいよ」 「ほんと?じゃあ、これからよろしくね」 「うん、よろしく」 手を差し伸べると、凛斗は一瞬ためらったあとで手をかさねた。