* 咲良が死んでしまってから2年後。 高校3年生になったわたしは、それと同時にこの町にやってきた。 咲良が住んでいた町に。 ストーカーだと思われたら、否定できないななんて思いながら。 「ナナ、じゃあ撮るよ」 「はい、お願いします」 この町にきてはじめての撮影。 この町にも、わたしのファンはいてくれたみたいだ。 たくさんの人がわたしをみてくれている。