一面に広がる白と消毒の香り。
「ここは…」
辺りを軽く見渡すと病院のベッドだと分かった。
しばらくしたら医師らしき人が病室に入ってきて、何故俺がここにいるのか教えてくれた。
事故に巻き込まれたんだとか。
それとひとつ不思議なことがあると。
そういう医師の視線の先には花瓶に挿さったトリカブト。