僕は喜びの余り、少しの間、天使のことを忘れていた。

しばらく、白い羽で空を飛んだり、陽の光を思いっ切り浴びたりして、天使になったという実感を味わった。


その後、僕は、天使の所へ戻った。
そして、その天使のために祈った。

理由はないけど、なぜだかそうするべきのような気がしたんだ。

すると、空の上から太陽の光よりも眩しい光が降り注ぎ、天使を照らした。

そして、不思議なことに、天使の体は一瞬で消えてしまったんだ。