それから僕は、朝も昼も夜も、
その次の日の、朝も昼も夜も、
ずっと、ずっと泣き続けた。

赤黒く染まった天使を抱き抱えて、赤紫の涙をボロボロ流して。

時々 僕は、天使に呼び掛けてみた。


「起きて。ねぇ、起きてよ…。お願い…。
うぅ…。ひっく。」


だけど、天使はピクリとも動かなかった。