その日も僕は、建物の影でシクシク泣いていた。

何かが動く気配がして、ふと、顔あげると、
なんと!

そこには、あの天使がいたんだ!

そして僕に、


「どうしたの?」


と、聞いてきた。

僕はわけがわからず、何の言葉も出てこなくて、黙っていた。