となりの零。ZERO

私は面倒くさいことになりそうと,無視をした。それに眠かったから。

彼は次に肩を揺らしてくる。霧島奏と同じことをしてくる。寝させてくよね。寝てるんだから。

?「おーい!おーい!!」

”イラッ”

「あっ?」

あっ。ヤバイ…つい…。クラス中が凍りつく。誰も喋らない。

”ガラッ”

港「零!」

零「あっ,港。」

港はクラスの様子を見て状況を理解したようだ。

港「皆さん,お久しぶりです。今少し急いでいるので,失礼します。」

港がそう言い終えるとこっちを見て,急いでと目で訴えてくる。私がカバンを持って立ち上がると,

港「では,失礼します。」

港は私の手を引っ張って早足で教室を後にした。
          
          〜 零side 〜