?「おっ,奏もこのクラスなんだな!」

私の後ろの席の霧島奏の辺りが賑やかになる。

?「ねぇねぇ,かなちゃんの前の席の子は誰?」

奏「志岐杜零ことれいれいだよ〜。志岐杜って珍しい名字だよな〜。」

グループの1人の可愛らしい少年が奏に質問をする。

?「本当!珍しい名字だね〜!!ねぇねぇ,この子はなんで寝てるの?僕達がいるのにー。」

奏「コイツ,crownを知らないんだってよー。珍しくないですか〜?この学校に入学したのに。」

?「えー。本当かなー?そんな人いるのー?」

可愛らしい少年は,私の肩をトントンとついてくる。