〜1分後〜

零「はぁ,終了。弱すぎ。」

15人は皆弱かった。ちょっとミゾに拳や蹴りを入れたらすぐに倒れるし,パイプやナイフを使うくせに使いきれてないわと,本当に弱かった。

零「おい,起きてるか?」

「うっぅっ…」

かろうじて意識はあるようだ。

零「あの2人にはもう関わるな。あと俺たちにもな。」

「……。」

零「もう理由のない喧嘩や恐喝なんてやめろ。後々お前が傷つくだけだ。」

本当にそうだ。喧嘩なんてやめろよ…。私は喧嘩なんて大嫌いだ。でも,仲間を大切な人を守るにはどうしても必要なんだ。力が…。

「……あぁ,分かった。」

私は振り返って後ろにいるお2人さんと港を見る。私は彼らに近づきしゃがみ込む。

零「お2人さん,大丈夫?」

「はっはい!大丈夫です!」

零「なら,良かった。」

港「零,急がないと時間に間に合わない。」

零「うん。今行く。お2人さん次は巻き込まれないようにな。」

その場を私は立ち上がり去る。

「「ありがとうございました!!」」