陽だまりのようなあなたへ贈る花


「だから、ゆらは考えてることがすぐ顔に出るから、分かりやすすぎんの」


……っ。


「……それはきっと海くんの前だからだよ。だって私、自分を守るためなら真顔でサラッとウソつくような子なんだよ…?」




───確かに。


確かに私は、海くんの言うように元々素直で感情が表に出やすい人間だった。


でも、それはあくまで三年前までの話。


あのときの出来事をきっかけに、私は自分を
守るために感情を取り繕うということを覚えた。


だって、そうでもしなければ本音に、負の感情に押しつぶされて、壊れてしまいそうだったから。


そんな私が唯一信頼できたのが、お父さんでもなくお母さんでもなく、幼なじみでお兄ちゃんのように思っていた海くんだった。