陽だまりのようなあなたへ贈る花


さっきのどこか様子のおかしかった海くんの面影はなく、いつも通りの海くんに私は少しほっとした。


「あ、それじゃあ私はベランダのお花にお水あげなきゃっ」


そうだ、と言ってベランダにジョウロを取りに行こうとする私を海くんが呼び止める。


「ベランダの花ならもう水やり終わったぞ」

「え、ウソっ。海くん、さすが。やっぱりやることが早いね…」




私がお風呂に入っていたのはわずか三十分ほど。


それなのに、洗い物もきちんと済まされていて、その上結構数があるお花の水やりも終わった、とか。


やることが完璧すぎるでしょ…




「……言っておくけど。ゆら、俺はそんな完璧な人間じゃねぇよ」

「……へっ」


な、なんで私の考えてることが…