陽だまりのようなあなたへ贈る花


……お風呂を出たら海くんに相談しよう。


海くんは賢いし、家族以外で唯一私がリストカットをしていたことを知っている人だから。




「海くん、お風呂上がったよ……って、ご、ごめんねっ…!お花のお水替えは私の担当なのに…」


そう、この家の至るところに生けてあるお花の水替えと、ベランダの鉢植えとプランターに咲いているお花の水やりは私の仕事。


そもそも、お花を育てたい、飾りたい、と言い出したのは私なのだから。


いつもはご飯を食べる前に済ませてしまうのに、今日は帰ってくるのが遅かったのですっかり忘れていた。


「…いいんだよ、俺がやりたくてやってるんだから。それに、こういうことはお互い助け合う、だろ?」

「海くん……うん、そうだったね。ありがとう」