陽だまりのようなあなたへ贈る花


私達は小さい頃からの幼なじみで、互いに色々な意味で信頼し合っている。


でも、だからといってなんでもありというわけではない。


親しき仲にも礼儀ありという言葉のように、いくら仲がよくても踏み込んでほしくない部分だってある。


もちろん私にも、海くんにも。





だから、海くんが私にウソだとすぐ分かってしまうのを知っているはずなのに、ウソをついたということは。


それは、遠回しに聞くな、と言っているってこと。


───また、いつか海くんから教えてくれるといいな。




「…ごちそうさま」


私はパチンと手を合わせる。


「……ん。ゆら、お風呂沸いてるから先に入
ってきな」

「…うん、ありがとう」