陽だまりのようなあなたへ贈る花





「「いただきます」」


ぴったり私と海くんの声がそろって始まる食事。


私の目の前に座る海くんは、いつ何度見ても綺麗な所作で食べ進めていく。




桜本 海 (さくらもと かい) くん。


私が小学校入学と同時に私の家のすぐそばに引っ越してきたいわゆる幼なじみというやつで、私の一つ上。


現在は高校二年生で、私と同じ高校に通っている。


でも、私達が幼なじみで、こうして二人でマンションに住んでいるということは一部の先生達以外、学校の人達は誰も知らない。


まあそもそも、学校では私達は他人のふりをしていて、一言も話したことがないから、知らないのは当たり前だと思うけど。