陽だまりのようなあなたへ贈る花


「……なぜ俺にこの花がぴったりなのかは分からないが、ゆらから貰ったものは嬉しい」


先輩はそう言ってそっと花を受け取ってくれた。


そんな先輩を見て私の心は、すごくほっこりとして暖かい気持ちになった。




その後も花壇に咲いているお花の名前を先輩に教えたりして、いつも一人でいるよりも濃い時間を過ごした。




───学校から家への帰り道。


……あれ?


そういえば先輩が私の名前を知ってた理由、聞きそびれちゃったな…


それに今思えば、先輩、あんなところで何してたんだろう…


何か近くに用があったって言っても、あの近くには特に何もないし。