陽だまりのようなあなたへ贈る花


今日初めて会った先輩にこんなお願いごとをするのは少し躊躇われたけれど、それでも知られたくないという気持ちの方が勝った。


すると、先輩の顔が僅かに悲しそうに歪む。


え…

どうしてそんな顔…




「……なら、もしかして俺にも知られたくなかったか……?」


……あ。


そっか…さっきの私の言い方だと、先輩にも放課後ここに来てることを知られたくなかったって誤解されても無理はない。


確かに最初、誰かきたと思ったときは嫌だったけれど、それが先輩だと分かった今は全然そんなことは思わない。


むしろ、先輩といるのは心地よい。