「…ら…ら…ゆら?」
「……へっ、あ、はい?な、なんでしょう……?」
まずい、また飛んでて先輩の話、全然聞いてなかったっ…
「いや、特に対した話ではないんだが……ゆらは、花が好きなのか?」
先輩は私達のそばにある花壇にチラリと視線をずらして尋ねる。
「…え、ま、まぁ、そうですね…。私、お花を見て、触れ合っているときが一番落ち着くんです…。家でもお花は育ててるんですけど、家よりもここにいる方がなぜか好きで…。放課後は毎日ここに来てます」
…多分これからもずっと、通い続けると思う。
って、あ……そうだ。
「先輩、このこと、他の人には黙っててもらえませんかっ…?放課後、ここに来てること、できれば誰にも知られたくなくて」



