「そうですか、先輩だったんですねっ…。私は、一年の小林 ゆらといいますっ」
そう言ってペコッとお辞儀をする。
すると、それに対して先輩は何気なくサラッと爆弾発言をした。
「……ああ、知ってる」
……え?
ど、どういうこと…?
私、先輩とは今が初対面だよね…?
入学してからのことを思い返してみても、先輩らしき人と今まで接触した覚えはない。
第一、こんなにかっこよくて綺麗な瞳の持ち主と会っていたら、すごく印象に残るもん。
先輩の瞳はすごく黒くて、それでいて美しいと純粋に思う。
黒い瞳の人なんてそこら中にたくさんいるし、かく言う私もその一人だけれど、そうじゃないんだ。



