満開のサクラを見ると、いつも決まってあの子のことを思い出す。 『やっぱりサクラって何度見ても綺麗だよね。あたしもいつか、サクラの花言葉みたいな人になれたらいいなぁ』 サクラを見ながらそう言っていたあの子のセリフを一言一句覚えている私は、あの子のことをまだ引きずっているのだろうか。 そう言われると、自分でもよく分からない。 ただ、これだけははっきりと言える。 きっと何年経ってもあの子の存在は、私の心の中に生き続けるということ。 私にとってあの子は誰よりも大切で、唯一無二の存在だから。