黒い桜の花は、散ることしか知らない(上)

 後日ー。
 何故、Mが謝っていたのかが分かった。
 なんと、M、A、SI、Yちゃんで、無理矢理、アフターに行く事を、計画してたらしい…。
 だけど、Mに予定が入り、アフターは無しに…。
 3.、2、1で、キレた。
 「勝手にアフター計画…?
あたしが行くとでも…?
行く訳ないでしょ?!!
タクシー使ったって、帰ったわよ!!!
何考えてるの?!!」
「でも、M君が、A君に相談してて…。」
「何の相談…?」
「えりと仕事の話しかしてないし、外で会ってくれないし、SE君ばっか言うし…。
SE君に送ってもらうし…。」
「それは、本当に、Mが言った事…?
偽りなく…?
Aの意見は、入ってない…?」
「う…うちは、A君から聞いてて…。」
「因みに、Mちゃん黙ってたのは?」
「Mちゃんは、SI 君に言われたら、断らないから…。」
「Mちゃんが、朝は、忙しいの知ってる?
子供もいるのよ?
時と場合によっては、行けないでしょ。
そのことは、考えたの?」
「それは…。」
「浅はかな考えで、振り回さないで。
あたしは、Mと出かける気はない!!
これは、100%の話。
あたしが行きたいのは、YTだけ。
でも、行けれないから、我慢してるの!!
Mなんて、どうでもいいの!!」
「何も、そこまで言わなくても…。」
「はっきり言わなきゃ、分からないから、アフター計画なんて考えるんでしょ?!!
馬鹿じゃないの?
あたしのこと、何一つ分かってない!!」
「外で会うくらい、いいじゃん…。」
「Mは、ホストとしか見てない!!
YTは、1人の男として、見てるの!!
そこが、大きく違うの!!
何で、あたしの貴重な時間を、ホストに使わなきゃいけないの?!!
冗談じゃないわっ!!」
「そこまで言う…?」
「分かってないからよ!!」
 あたしは、Mに勘違いしてる事を、話してやろうと決めた。