S2店の定休日ー。
 あたしは、Yちゃんと遊んでいた。
 すると、Aからlimeがきて、ドライブすることに…。
 爆弾にならないように、Mに、報告の電話をした。
 「電源が入ってない為、かかりません。」
 静かにキレる、あたし…。
 「(電源切ってる…。)
(いい度胸で…。)」
 自分の車を実家に置いて、Yちゃんの車で、ドライブに出かけた。
数時間後ー。
 Aが、Mのスマホの電源が入ったのを教えてくれた。
 あたしは、即、電話した。
 寝ぼけっぽい、Mの声…。
 「はい…。」
「電源切るって、どう言うこと?!!」
「…ってない…。」
「は?」
「切ってない…。
切れてた…。」
「(出た!!)
(言い訳!!)
客からしたら、切ったになるの!!」
「すいません…。
…切ってないのに…。」
「(口答え?!!)
ホストたるもの、休みの日でも、電源は気にすること!!
こう言う日にも、営業するの!!」
「すいません…。
ってか、熱あるときくらい、優しくしてくれ!!」
「(熱があったんだ…。)
(大丈夫かな…。)
(いや、ここは、心を鬼にして…。)
熱あるの?
体調管理も出来ないの?!!」
「すいません…。」
「明日、仕事でしょ?!!
どうするつもり?
休むの?!!」
「大丈夫。
今、実家で寝てる。
おかゆも食べた。」
「(おかゆ食べれたんなら、大丈夫かな…。)
じゃあ、明日までに治らなかったら、オリシャンおごってね?」
「はい…。
A君といるんだろ?」
「うん。」
「A君なら、安心だからいいよ。
楽しんで。
会えなくて、ごめんな?
帰り…、あまり、遅くなるなよ?
家に帰ったら、limeして。
心配だから。」
「分かった。
(心配…ねぇ…。)」
「じゃあ、おやすみ。」
「おやすみ。
(熱があるのに、人の心配して…。)
(心配なのは、こっちだってーの!!)
(明日、意地でも、出勤するよね…。)
(行ってあげようか…。)」
 Mのことを考えてたら、Yちゃんが、話しかけてきた。
 「M君と、いつも、あんな感じなの?」
「まぁ…、大体は…。」
「そうなの?!!
M君、怒らないの?」
「怒らないよ。
大体、Mが、悪いし…。」
「M君、優しいんだね。」
「優しい…?
まぁ、優しいかも…。
まだ、よく分からないけど…。」
「もう少し、M君に、優しくしたら?
熱あるのに、怒るなんて、酷いよ?」
 あたしとMの事、何も知らないのに、Yちゃんに言われ、むっとした。
 「自己管理も、仕事の1つ!!!
甘えさせても、甘やかさないから。」
「だからって…。」
「まぁ、自己管理出来んと、続かん仕事やしな。
Mは、いい人に、指名もらったな。
聞いたで?
Mを教育中なんやろ?」
「うん。
No上がりたいらしくて…。」
「M、向上心あるもんな。」
「そうなの。
だから、教育しようと思って…。」
「なるほどな。
俺は、ええと思うよ。」
「ありがとう。」
 Yちゃん達とバイバイしてから、Mにlimeした。
 「帰ったよー。」
「遅い!!
もう少し、早く帰って来い!!!
おやすみ!!」
 あたしからのlimeを、待っていたのか、返信が早かった。
 「(熱があるなら、寝とけばいいのに…。)
(人の心配して…。)」