「おはよ〜」

瑞樹とアイツは先にどこかで待ち合わせたのか、2人で待ち合わせ場所に来た。


「やっぱり……清華じゃん」


アイツは瑞樹から聞いてなかったのか、驚きと呆れが混ざったような表情をしている。


そういえば久しぶりにアイツに『清華』って言われた。本当に……何年ぶりだろう。


「おはよ」

少し遅れて、王子……じゃなくて奏多くんが現れた。


「今日はよろしくね。清華ちゃん」

「あ、うん」


爽やかに笑った奏多くん。

その笑顔はキラキラしてて、柄にもなく惚れ惚れしてしまった。