桜「ううっ…陽翔ぉ……

陽翔ぉ…ごめんねぇ…

こんな…ダメな彼女でぇ……」

やばい。余計に涙が溢れてきた。

陽「お前はダメな彼女じゃねぇよ。」

桜「!?」

私は思わず振り向いてしまった。

陽「お前は良い彼女だ。」

桜「…は…ると……」

陽「泣くくらいなら死のうとするんじゃねぇよ!」

ビクッ

陽翔の怒鳴り声に驚き、肩が上がってしまう。

陽「あ…わりぃ…

なぁ……桜…。」

桜「?」

陽「…帰ろう」



私は首を横に振る。

陽「…なんで帰りたくないのか教えてくれないか?」