水風船は水を入れなければ
簡単に割れることはない。
しかし水を入れると、少し投げただけで
儚く一瞬で割れてしまう。
私の心も水風船だ。
思い出をたくさん詰めた分だけ
衝撃の大きさは高く投げた分だけ
そして、心の割れ方も儚く一瞬で。
花に例えるならばきっと向日葵だ。
ひと夏のひと時だけ見事に綺麗な
繊細な花びらを広げ、太陽に向かって
大きく羽ばたいている。
どれだけ向日葵になりたかったか。
いゃ、誰かの心の向日葵になりたかった。
悪魔だ、水風船は。
そう思いたかった。
そんな報告聞きたくなかった。
なんで今?
なんで今日?
なんでこのタイミングで?
もはや、時空が遅くなるのを感じるレベル。
あぁ、死にたいかもしれない。
いゃ、今死んだのかもしれない。
体がふらっとなる感覚とともに
分かったことは私が散ったことくらい。
泣くとか怒るとかそんなんじゃなかった。
「大好きなんだよぉ〜、優姫」
「え?なんて?」
「俺が守るから!」
なんで好きな人の告白なんか
生で聞かなきゃいけないのよ。
わけわかんない、って思いながら
電話を切る私がいた。
簡単に割れることはない。
しかし水を入れると、少し投げただけで
儚く一瞬で割れてしまう。
私の心も水風船だ。
思い出をたくさん詰めた分だけ
衝撃の大きさは高く投げた分だけ
そして、心の割れ方も儚く一瞬で。
花に例えるならばきっと向日葵だ。
ひと夏のひと時だけ見事に綺麗な
繊細な花びらを広げ、太陽に向かって
大きく羽ばたいている。
どれだけ向日葵になりたかったか。
いゃ、誰かの心の向日葵になりたかった。
悪魔だ、水風船は。
そう思いたかった。
そんな報告聞きたくなかった。
なんで今?
なんで今日?
なんでこのタイミングで?
もはや、時空が遅くなるのを感じるレベル。
あぁ、死にたいかもしれない。
いゃ、今死んだのかもしれない。
体がふらっとなる感覚とともに
分かったことは私が散ったことくらい。
泣くとか怒るとかそんなんじゃなかった。
「大好きなんだよぉ〜、優姫」
「え?なんて?」
「俺が守るから!」
なんで好きな人の告白なんか
生で聞かなきゃいけないのよ。
わけわかんない、って思いながら
電話を切る私がいた。


