新婚未満のかりそめ初夜~クールな御曹司は淫らな独占欲を露わにする~

「陸の家では、さすがに涼を抱けないだろ?」

「なっ……! 当たり前です!!」

 すぐに抗議をすれば、ジョージさんは声を上げて笑う。

 結婚が決まっても彼は変わらずイジワルだ。でもそんなところも含めて好きなんだ。

「だから予約しよう。またふたりで露天風呂に入るのもいいな。……楽しみだ」

 うん、私も楽しみ。これからもジョージさんとたくさんの思い出を作っていきたい。

「ジョージさん、大好きです」

 ギューッとしがみついて言えば、彼もまた私を抱きしめ返す。

「俺も好きだよ」

 大家さんが綴ってくれた私とジョージさんの、まるでシンデレラストーリーのような恋愛小説。

 ハッピーエンドのその先を、私たち読者は想像して夢を膨らませる。

 私とジョージさんの未来も同じだ。幸せな日々を思い描き、過ごしていく。

 それは毎日幸せだと感じるほどの、甘くてたまらない日々のはず。

                         END