新婚未満のかりそめ初夜~クールな御曹司は淫らな独占欲を露わにする~

 ふたりで協力して作った料理はどれもおいしくて、自然と会話も弾む。ケーキを食べ終えるとお腹はパンパン。

 片づけもふたりで仲良く済ませ、ジョージさんは「一緒にお風呂入ろう」と言ってきたけれど、全力で拒否して別々に入浴。そして……。

「涼、目を閉じるな」

「そんなっ……」

「ちゃんと俺を見て」

 寝室に入るなり荒々しく唇を奪われた。息が途切れ途切れになるほどの激しいキス。
 その合間に目を開けるよう言われ、羞恥心でいっぱいになる。

「ほら、涼……」

 甘いキスで囁かれ、ゆっくりと目を開けると愛しそうに私を見つめるジョージさんがいた。

「涼のその気持ちよくてたまらないって顔、もっと見せて」

「……っ」

 その後は容赦なく責め立てられ、羞恥心なんて感じる余裕などなくなる。

「ジョージさん、待って……! もう無理です」

 何度目の絶頂を迎えただろうか。それさえもわからないほどもう何度も抱かれた。

 身体は限界を迎え懇願するも、止めてくれない。