「四歳の男の子、誤って乾電池を飲み込んでしまって呼吸困難の状態です!!」

「わかりました、すぐに向かいます!!」

夏の空から青葉の目は病院へと戻る。その目は先ほどとは違い、医師の使命に満ちあふれていた。

「この手で、必ず救い出す!!」

歩き始めたこの道は、まだまだ終わりは見えない。