友人として少なからず『やめた方がいい』的な意見が続くと思っていた。じっと横顔を見つめてしまったら、小首を傾げられた。
「どうかした?」
「え?・・・ううん、梨花は驚かないなって思って」
「ボクはトーコが好きになった相手なら、やくざだろうと殺し屋だろうとかまわないよ。誰かを純粋に好きになる気持ちを否定する権利なんて誰にもない。・・・って思ってるからね」
仄かな笑みが返る。
「トーコは分からないって言ったけど、正解はどこにもないと思うな。でもどっちを選んでも間違いじゃない。迷子になっちゃうのは、本当は行きたい方向が分かってるのに無理やり別の道を探そうとするから」
梨花の言葉が雫になって。
胸の奥に広がった波紋の中心に落ち、細波を立てた。
「自分に臆病になるのと嘘を吐くのは似てるようで違う。何もしないでする後悔と、決めてする後悔も違うよ・・・きっと」
彼女は私の心を覗いたようにそう言った。
「どうかした?」
「え?・・・ううん、梨花は驚かないなって思って」
「ボクはトーコが好きになった相手なら、やくざだろうと殺し屋だろうとかまわないよ。誰かを純粋に好きになる気持ちを否定する権利なんて誰にもない。・・・って思ってるからね」
仄かな笑みが返る。
「トーコは分からないって言ったけど、正解はどこにもないと思うな。でもどっちを選んでも間違いじゃない。迷子になっちゃうのは、本当は行きたい方向が分かってるのに無理やり別の道を探そうとするから」
梨花の言葉が雫になって。
胸の奥に広がった波紋の中心に落ち、細波を立てた。
「自分に臆病になるのと嘘を吐くのは似てるようで違う。何もしないでする後悔と、決めてする後悔も違うよ・・・きっと」
彼女は私の心を覗いたようにそう言った。



