「それで相談って・・・告白されたツツイ君て彼の話?」
軽くお喋りしてから梨花がさり気なく切り出してくれ、私はどう説明しようかと少し口ごもった。小暮先輩のことを正直に打ち明けたら、普通は誰でもそんな男はやめろと否定するだけだろう。全部を話す勇気は出ない。
「・・・・・・うん。それもあるんだけど・・・」
歯切れが悪い言い方になったのを、梨花は缶をテーブルに置いて体ごと私に向き直る。
「ボクにSOSくれたってことはよっぽど思い詰めたんじゃないの?何のためにボクが来たと思う?トーコを助けてあげたくて来たんだよ。・・・誰にも言わないし、ボクだけはなにがあってもトーコの味方だからね」
優しい顔で覗きこまれ、やっと決心がついた。彼女には隠さずにおくことを。
「・・・実は筒井君に告白される前に、高校のとき好きだった先輩と会社の近くで偶然会ったの」
目で相槌を打つ梨花。
「二度目はここまで車で送ってもらって、三度目は食事に連れていってくれて。仕事が忙しそうでしばらく会ってないけど・・・」
「再会したらまた好きになった?」
「・・・・・・・・・」
「違うの・・・?」
一瞬目を逸らした私は、小さく息を逃して口を開いた。
「・・・好きになっても誰も許してくれないと思う。それが恐いから好きになりたくないのかもしれない。筒井君といる方が楽でそっちに行きたいのかも知れないし、・・・なにが正解でどれが間違ってるのか、自分じゃもう分からなくなっちゃった・・・・・・」
軽くお喋りしてから梨花がさり気なく切り出してくれ、私はどう説明しようかと少し口ごもった。小暮先輩のことを正直に打ち明けたら、普通は誰でもそんな男はやめろと否定するだけだろう。全部を話す勇気は出ない。
「・・・・・・うん。それもあるんだけど・・・」
歯切れが悪い言い方になったのを、梨花は缶をテーブルに置いて体ごと私に向き直る。
「ボクにSOSくれたってことはよっぽど思い詰めたんじゃないの?何のためにボクが来たと思う?トーコを助けてあげたくて来たんだよ。・・・誰にも言わないし、ボクだけはなにがあってもトーコの味方だからね」
優しい顔で覗きこまれ、やっと決心がついた。彼女には隠さずにおくことを。
「・・・実は筒井君に告白される前に、高校のとき好きだった先輩と会社の近くで偶然会ったの」
目で相槌を打つ梨花。
「二度目はここまで車で送ってもらって、三度目は食事に連れていってくれて。仕事が忙しそうでしばらく会ってないけど・・・」
「再会したらまた好きになった?」
「・・・・・・・・・」
「違うの・・・?」
一瞬目を逸らした私は、小さく息を逃して口を開いた。
「・・・好きになっても誰も許してくれないと思う。それが恐いから好きになりたくないのかもしれない。筒井君といる方が楽でそっちに行きたいのかも知れないし、・・・なにが正解でどれが間違ってるのか、自分じゃもう分からなくなっちゃった・・・・・・」



